電動アシスト自転車　「Ａ　to　Ｚ！」　其の６

　電動アシスト自転車が誕生して、１０年あまり経ちました。発売された当初は、まだ高嶺の花で、ごく少数の方にしか利用されませんでした。その後、色々なメーカーより新車が発表され、各メーカー間で切磋琢磨して、確実に進歩していきました。
　発売された当初は約１５万円ほどしていた価格が、今では約1/2程まで、コストダウン致しました。また、技術の進歩により軽量かつ長時間・長走行距離を可能にしました。　今では、街で普通に見られる生活サイクルとなりました。
　ただ、技術の進歩と共に、「何が良いのか？」、「どういう機能が必要で有効か？」また、「各社どのメーカーのモノが良いのか？」と悩まれている方も多いかと思います。ここでは、電動アシスト自転車限定して、ルナサイクルなりの独断と偏見で評価したコメントをつけて、紹介いたします。また、電動アシスト自転車は、店内に在庫している車種を中心に紹介いたします。体感していただかないと、わかってもらえない自転車の為、もし、試乗希望の方はご気軽にお越しください。（天候にもよりますが、試乗ＯＫです）

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ＢＳ　０６年モデル電動アシスト自転車編　

リチウムイオンバッテリー搭載車種　ブリジストン・アンジェリーノ　アシスタ　　（現在店内在庫無）

ブリジストン・アンジェリーノ　アシスタ
　２２/２６インチ
　バッテリー：リチウムイオン
定価（税込）：１１５，８００円
標準モード走行：約３２ｋｍ
（オートエコモード切にて）
充電時間：約２時間
重量：２８．８ｋｇ		 　年々お子様の乗車時事故が多く報告され、安全への感心が高くなる近年。このアンジェリーノの子供台はかなり、安全性と使い勝手が良いモノに仕上がっています。
　背もたれ全体がスライドするヘッドレストやシートベルトなどは満足のいく作りに仕上がっております。		 車体はアルミ低重心設計ボディ ◎
リチウムイオンバッテリー ◎
オートエコモード搭載 ？
テモトデロックで駐輪時安定 ？
ラクラクワイドスタンドで安心・安定 ◎
　グリップシフターを思わせますが、これが「ベル」です。この手の自転車は、ハンドル廻りのスペースが少ない為、高評価します 前輪２２*1・1/2タイヤ採用 ◎
スーパーエンジェルシート ◎
１０Ｗ電球ライト ○
新タイプの回転式ベル採用 ◎
車体カラーは６色
　　　　ルナサイクル・店長の独断と偏見コメント評価　　★★★★　　　　　（満点は★★★★★とする。ただし☆は★の1/2とする）
　昨年の発表から、人気、評価が高いブリジストンの自信作。アンジェリーノシリーズの電動アシスト版です。パワー密度が大きいと云われる「リチウムイオンバッテリー」採用は当然Ｇｏｏｄです。しかし、電気的出力をいうと、ナショナルの新型リチウムイオンバッテリーが４Ａｈに対して、従来からの３．７Ａｈと云う事で標準状態では、走行距離は劣ります。そこで、考えたのが「オートエコモード」です。電動アシストは、時速２５キロに達すると、アシスト（電気的補助出力）が切れる様になっております。（最大アシスト力は５０％）つまり、時速２４キロまでは、微小な負荷を自転車が感じ取ると、多少なりに電気的補助出力を受けております。従来のエコモードは、全体的にアシスト出力を抑えることによって節電して走行距離を伸ばしていました。オートエコは、発進や上り坂等の必要な状況時は、普通のアシストで補助出力して、平地路等の微小な負荷に対しては、アシスト出力を完全カット（ＯＦＦ）にするモードです。その結果、オートモード入り標準モードでは、約４６キロ（電動アシスト統一テスト走行条件下にて）になりました。（参考までに、ナショナルの新型リチウムＶｉｖｉ　Ｃｈｉｌｄは約３９キロ）ただ、このオートエコモードがどのぐらいの体感効果があるのかは、スミマセンがわたくしにも判りません。従来のエコモードは、体感的には、アシストが掛かっているのか判らないぐらいのモノだったので、個人的には好きではありませんでした。オートエコは、本来補助が必要な条件時は、変に節電セーブすることなくアシストしてくれるので、有効ですが、アシスト負荷の少ないときでの完全ＯＦＦの感覚が、ユーザーにとって使いやすいのかというと、使った方でないと判りません。もっとも、このあたりは、オール自動というわけでなく、ユーザーの判断で容易に切り替えが出来るので、ユーザーの感覚で選択すれば良いので、使う前から過剰に心配する必要も無いのかもしれません。そういう訳で、「オートエコモード」の評価は「？」とします。電気的なことが長くなりましたが、子供台の作りは、よく仕上がっております。保護パットやシートベルト、操作が容易なヘッドレスト（スーパーエンジェルシート）は、かなり優れモノです。あと、ベルの形状は大満足です。ただ、機能的には良いのですが、テモトデロックの誤動作（２段階安全機構付ではあります）の心配が、やはり気になります。（アシスト　スティラの欄でも述べました）


リチウムイオンバッテリー搭載車種　ブリジストン・アシスタスティラ　Ｌ　　（現在店内在庫無）

ブリジストン・アシスタスティラ　Ｌ
　２６インチ
　バッテリー：リチウムイオン
定価（税込）：９７，８００円
標準モード走行：約３４ｋｍ
（オートエコモード切にて）
充電時間：約２時間
重量：２５．８ｋｇ		 　ライトは10Ｗバッテリー電源から電気を供給。 ワイドループ設計のアルミボディ ◎
リチウムイオンバッテリー ◎
オートエコモード搭載 ？
テモトデロックで駐輪時安定 ？
ラクラクワイドスタンドで安心・安定 ◎
　グリップシフター式のベルを採用。この手の自転車は、ハンドル廻りのスペースが少ない為、高評価します 大型ステンレスバスケット ◎
ドレスガード標準装備 ◎
１０Ｗ電球ライト ○
新タイプの回転式ベル採用 ◎
車体カラーは５色
　ルナサイクル・店長の独断と偏見コメント評価　　★★★★　　　　　（満点は★★★★★とする。ただし☆は★の1/2とする）
　アシスタスティラがリチウムイオンバッテリーになりました。スティラのようなデザインや使い勝手にこだわる方はコストより高品質・高性能を求める声が多く、普及型・ニッケル水素バッテリーからリチウムイオンバッテリーへ変更したようです。ラクラクワイドスタンドや大型のステンレスバスケットは若いお母さんを意識した作りで好感が持てます。ライトは、ＢＳは白色ＬＥＤを採用していたのですが、１０Ｗ電球に変更した理由は不明です。ただ、ＬＥＤにしても１０Ｗ電球にしても、バッテリーから電源を採っているので、自身への負荷は無いので、あまり深く考えなくてもいいのかもしれません。ベルは非常に良いです。「オートエコーモード」に関しては上のアンジェリーノアシスタで述べている通りです。ドレスガードが標準装備になったのは好評価です。
　リチウムイオンバッテリー化され、かつ、ベル形状やドレスガード等が充実しているので、個人評価は星0.5アップの4つ星と致します